ゼップバウンドの薬価と、いまの供給の状況
薬価は、国が決めた保険の薬の値段です。このページは、一覧に載っている額と、国が公表している出荷の状況だけを扱います。
- 薬価は1キット(1回分)で、2.5mgが3,067円、15mgが11,242円です。
- 2026年11月1日適用の一覧でも、2025年3月19日に収載されたときと同じ額です(2026年10月31日に確認)。
- 薬価は保険診療で使う公定価格です。自由診療の値段は医療機関が決めるもので、薬価とは別です。
- 2026年10月30日現在、6つの量すべてが「通常出荷」です。
量ごとの薬価
厚生労働省の薬価基準の一覧(注射薬)から写しました。
| 量(1キット) | 薬価 |
|---|---|
| 2.5mg | 3,067円 |
| 5mg | 5,797円 |
| 7.5mg | 7,721円 |
| 10mg | 8,999円 |
| 12.5mg | 10,180円 |
| 15mg | 11,242円 |
1キットは使い切りで、1回だけ使います。厚生労働省が出している注射薬の一覧は、2026年10月31日の時点で、2026年11月1日に適用される版が最新です。この一覧でも、6つの量の額は変わっていません。
収載されたときの額は、製造販売元と販売元が2025年3月19日に出した発表の製品概要と同じです。
薬価と、自由診療の値段の関係
薬価は、保険で診療を受けたときの薬の値段として国が決めた額です。
ゼップバウンドを保険で使えるのは、ガイドラインの条件を満たす医療機関と人に限られます。条件に当てはまるかは保険で使える人の条件と処方できる医療機関の条件で確かめられます。
保険の外で処方を受けるときの値段は、医療機関がそれぞれ決めます。薬価は、その値段の目安にはなりません。
このサイトが保険の月額を出さない理由
- 使う量が人によって違います。2.5mgで始めて4週ごとに上げ、基本は10mgで続けますが、5mgから15mgまでの幅があります。
- 窓口で払う割合は、人によって違います。
- 薬代とは別に、診察や指導の費用がかかります。たとえば自分で注射するときの指導には、在宅自己注射指導管理料を算定できます。注入器と一体のキットなので、注入器加算は算定できません(2025年3月18日の厚生労働省の通知)。
実際の支払いは、処方を受ける医療機関に確かめてください。
供給の状況(2026年10月30日現在)
厚生労働省の「医療用医薬品供給状況」から写しました。
| 品目 | 出荷の対応 | 出荷量 |
|---|---|---|
| ゼップバウンド 6規格すべて(2.5mgから15mg) | 通常出荷 | 出荷量通常 |
出荷の対応の情報が最後に更新された日は、2025年5月16日で、2026年10月30日現在の一覧でも変わっていません。同じ一覧では、マンジャロの6規格、ウゴービ(SDとペン)、オゼンピック、リベルサスも「通常出荷」になっています。
出荷の状況は変わることがあります。新しい状況は、この一覧で確かめられます。
過去にあったGLP-1の薬の限定出荷
| 日付と出したところ | 内容 |
|---|---|
| 2023年7月28日・厚生労働省医政局の事務連絡 | 一部の製剤で限定出荷が起きているとして、買い込みを控えることと、2型糖尿病の患者への供給を優先することを依頼した |
| 2023年11月9日・同じ事務連絡の「その2」 | 一部の医療機関で、主に美容・痩身の目的に使われている実態を挙げた。承認の範囲の外の目的が明らかなら、納入しないなどの対応を卸に求めた |
| 2026年6月16日・厚生労働省の通知 | 現時点では、どのGLP-1受容体作動薬等も通常出荷で、供給の状況に問題はないとした |
2023年の2つの事務連絡は、GLP-1受容体作動薬の全体についての依頼です。どちらも、ゼップバウンドの発売(2025年4月)より前に出されました。
よく出る疑問
薬価に回数を掛ければ、保険での1か月の支払いがわかりますか?
わかりません。使う量、窓口で払う割合、診察や指導の費用が人によって違うためです。このサイトは月額を計算しません。支払いは処方を受ける医療機関に確かめてください。
自由診療の値段は、薬価と同じですか?
同じとは限りません。自由診療の値段は医療機関が決めていて、薬価に合わせる決まりはありません。
ゼップバウンドは品薄ですか?
2026年10月30日現在の厚生労働省の一覧では、6つの量すべてが「通常出荷」です。出荷の状況は変わることがあります。
同じ成分のマンジャロと、薬価は同じですか?
違います。2.5mgの1キットで、ゼップバウンドは3,067円、マンジャロは1,443円です。マンジャロの薬価は、2026年8月1日に25%引き下げられました(2.5mgは1,924円から1,443円)。年間の販売額が大きい薬の値段を見直す「持続可能性特例価格調整」の対象になったためです。ゼップバウンドは、この対象に入っていません。
- 薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年11月1日適用・注射薬リスト)|厚生労働省(2026-10-31確認)
- ゼップバウンド 薬価基準収載・発売のお知らせ(日本イーライリリー・田辺三菱製薬)(2025年3月19日)
- ゼップバウンド皮下注 電子添文(2026年9月改訂 第6版)|PMDA(2026-10-31確認)
- 最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(ゼップバウンド皮下注)~肥満症~(令和7年3月・令和8年5月改訂)|厚生労働省(2026年5月)
- 使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正等について(保医発0318第4号)|厚生労働省(2025年3月18日)
- 医療用医薬品供給状況(令和8年10月30日現在)|厚生労働省(2026年10月30日現在・2026-10-31確認)
- GLP-1受容体作動薬の在庫逼迫に伴う協力依頼(事務連絡)|厚生労働省(2023年7月28日)
- GLP-1受容体作動薬の在庫逼迫に伴う協力依頼(その2)|厚生労働省(2023年11月9日)
- GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について(通知)|PMDA(2026年6月16日)
- 市場拡大再算定及び持続可能性特例価格調整の対象品目について(中医協 総-4-3)|厚生労働省(2026年5月13日・2026-10-31確認)
このページは、電子添文や国のガイドラインなど公開された資料をまとめたものです。一人ひとりの体に合うかどうかは判断できません。始める・やめる・量を変えるときは、処方した医師か薬剤師に相談してください。当サイトは医療機関の紹介も、薬の販売もしていません。詳しくは免責事項をご覧ください。